錦帶橋 岩國 位於日本中國地方山口縣岩國市,在1673年由第三代岩國藩藩主吉川廣嘉所建的木造橋樑,同時擁有日本「三大名橋」和「三大奇橋」的頭銜

錦帶橋 岩國 位於日本中國地方山口縣岩國市,在1673年由第三代岩國藩藩主吉川廣嘉所建的木造橋樑,同時擁有日本「三大名橋」和「三大奇橋」的頭銜
錦帶橋
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錦帶橋位於日本中國地方山口縣岩國市,在1673年由第三代岩國藩藩主吉川廣嘉所建的木造橋樑,同時擁有日本「三大名橋」和「三大奇橋」的頭銜。


延寶元年(1673)由第三代岩國藩主吉川廣家而建。
架於錦川清流的五連拱木橋,長193.3米,寬5米。由木板結構拼成。


【第一章】

出雲富田(12万石)から岩国(3万石)へ

慶長5年(1600)、関が原の戦いに際して、西軍の豊臣方だった毛利輝元に仕える吉川広家は考えていました。この戦の勝者は東軍の徳川方になるだろうと…。そこで、関が原の戦いの前夜、吉川広家は、毛利輝元の重臣と共に、徳川方と密約を結んだのです。「戦において毛利軍は中立を守り、動かない。だから、毛利氏の領国112万石はそのままにするように」。
合戦は広家が予測した通り、東軍の勝利に終わりました。密約を守り、動くことのなかった毛利家は安泰と思われました。しかし、輝元は西軍の総大将として連判状に名を連ねていた身。家康は密約を反故とし、毛利家のお家断絶を決めました。そして、吉川広家については、密約を守り、誠に律儀だったとして、周防国・長門国のニ国を与えることとしたのです。
その決定は広家にとって、本意ではないものでした。すぐに広家は、毛利家存続のために全力を尽くしました。その甲斐もあり、家康は毛利家の断絶を改め、輝元へ周防国・長門国を与えることにしました。
広家もまた、輝元より周防の東の要所となる岩国(3万石)を与えられ、出雲の富田(12万石)から移ることになりました。
吉川広家
城下町岩国の成立

慶長6年(1601)、岩国に入った広家はすぐさま領内を検分し、城下町の造営に着手しました。合戦直後という不安定な情勢にあって、城下町は防御に重きをおく形となりました。
横山の山頂を要害(防御するための砦・城塞)として城を、山の麓には御土居(おどい;藩主の居館・屋敷)を築くことにしました。そして、錦川を天然の外堀とし、内側の横山地区に諸役所や上級武士の居住区を、対岸の錦見地区に中下級武士や町民の居住区を置くことにしました。
慶長7年(1602)、上の御土居(広家の母の居館)と下の御土居(広家の居館)を築きました。また、慶長8年からは山上の要害を起工し、慶長13年に竣工、森脇飛騨守、兼重杢之允、森脇新右衛門らに城番を命じています。しかし、この件は、元和元年(1615)に出された一国一城の制により破却されました。
岩国藩は城下町形成の過程で、防御に重きをおいたために、一つの不便な点がありました。それは、錦見地区に住む中下級武士は、藩政の中心である横山地区へ行くために、幅200m の錦川を渡る必要があったことです。橋は、城下町が造営された当初から架けられていたと思われますが、出水により度々流失し、藩政に与える影響は深刻でした。
岩国藩領土図(1866年)岩国城旧天守閣
岩国領全図(一部)(1866年)岩国城旧天守閣石垣
※岩国が正式な藩となったのは明治元年
概要

日本を代表する木造橋

1673年、岩国第三代藩主の吉川広嘉が錦帯橋を架けましたが、残念ながらすぐに流失しました。
しかし改良を加えて翌年再建された錦帯橋は、1950年9月にキジア台風による洪水で流失するまで276年の間、架替えを繰り返しながら威容を保ちました。流失後、鉄筋コンクリートで再建という意見もありましたが、市民の強い要望により、1953年に再度、木造の錦帯橋として再建されました。
平成13年度(2002)から平成15年度(2004)にかけて、劣化した木造部分を架け替える「平成の架替事業」を行い2004年3月、装いを新たに完成し、訪れる人を魅了し続けています。


四季折々の景観

春は桜、夏は鵜飼いや花火の夜景、秋は城山の自然林の紅葉、冬は雪化粧と、四季おりおりの色彩豊かな景観が楽しめます。


錦川河畔の桜が一斉に咲き誇り、錦帯橋は桜色に包まれます。春は一年で最も美しい季節です。さくら舟と呼ばれる遊覧船に乗って川からその景色を楽しむこともできます。
4月29日(祝)には、錦帯橋まつりが開催されます。参勤交代を模した大名行列、奴道中・南条踊など、華やかな時代絵巻をお楽しみください。


伝統的な鵜飼による夜の鮎漁を観賞することができます。また、涼やかな屋形舟に乗って、ライトアップされた錦帯橋と、鵜飼を愛でることができます。
8月には錦川水の祭典花火大会が催されます。錦帯橋の上空に約6000発の花火が舞い、川面にも映る光景は圧巻です。

錦帯橋と紅葉の組み合わせも、大変美しい光景です。もみじ舟と呼ばれる遊覧船に乗って、川からその景色を楽しむこともできます。
また、錦帯橋近くの紅葉谷公園など、紅葉スポットと組み合わせて楽しむことができます。

錦帯橋の雪景色は、年にほんの数回しかお目にかかれない絶景。
その景色は一生、思い出になることでしょう。


錦帯橋への入橋について

■錦帯橋入橋券(往復のみ)
大人(中学生以上)
個人300円・団体250円

小学生
個人150円・団体120円

■セット券(※錦帯橋入橋券、ロープウェー(往復)、岩国城)
大人(中学生以上)
個人 通常1,110円
→940円(団体750円)

小学生
個人 通常520円
→450円(団体350円)

※所要時間は約1時間30分~2時間
※障害者手帳等による割引制度もあります。
※その他/
錦帯橋は町側、山側どちらからでも予約なしで入橋いただけます。
段差(階段)がありますのでご注意ください。
雨・雪の日はすべりやすいのでご注意ください。
錦川の増水時や台風等風雨の強い日は入橋禁止になることがあります。
錦帯橋周辺は「ポイ捨てや路上喫煙禁止区域」に指定されています。
■営業時間/8:00~17:00
観光シーズン中は18:00まで。
夏期は19:00まで。
24時間入橋は可能ですが、22:00からは消灯しています。
料金所に人がいない時間は、夜間料金箱に料金を入れてお渡りください。
■アクセス
「錦帯橋バスセンター」から徒歩1分。「河川敷駐車場」から徒歩1分です。
カーナビの登録は「岩国市観光協会(TEL/0827-41-2037)」を入力してください。

■お問い合わせ
入橋について/錦川鉄道株式会社 岩国管理所 TEL/0827-41-1477
駐車場について/岩国市観光協会 TEL/0827-41-2037




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